AIを活用したOCR機能で手書き書類がデータ化!最先端ツール2選!

AI(Artificial Intelligence)といえば様々な分野で開発が進められている「人口知能」です。
自動掃除機の「ルンバ」もAIを搭載した製品になり、今では様々な製品にAIが搭載されています。

そのAIをOCR機能に取り入れることで、手書きの書類がデータ化できるようになったのです。
名刺管理システムでお馴染みの「Sansan(サンサン)」では”AI名刺管理”が採用され、名刺情報の管理などで役立てられています。

そこで今回は、AIとOCR機能を組み合わせて手書きの資料をデータ化する仕組みや現在提供されている2つのサービスをご紹介していきます。

1.AI・OCRとは?組み合わせれば手書きの書類を正確にデータ化できる?

AI、OCRとは?組み合わせれば手書きの書類を正確にデータ化できる?

AIとOCR機能で手書きの書類がデータ化できる仕組みはあとで説明しますが、最初に「AI」と「OCR機能」とは何なのか説明しておきます。

【AIとは?】
AIは「Artificial Intelligence(アーティフィシャル・インテリジェンス)」の略語で、それぞれ”Artificial=人工的な” “Intelligence=知能“を意味しており、そのまま「人口知能」になります。

現在様々な開発が進められていますが、AIの定義は専門家の間でもまだ定まっていないとのこと。
とはいっても、AIの一番の特徴は学習して成長することができることです。

【OCR機能とは?】
OCRは「Optical Character Recognition」の略語で、日本語では「光学文字認識」となります。
名刺管理ツールで一般的に活用される技術ですが、名刺などの紙に書かれている文字を認識してデータ化する機能です。書類をスキャン、スマホのカメラなどで画像データにします。

その画像データに対してOCR処理を行うことで文字を認識してテキスト化されます。

以上、AIとOCR機能を簡単に説明しましたが、何となくイメージできましたか?
このAI(人口知能)とOCR(光学文字認識)を組み合わせた手書きの書類がデータ化できる技術が注目されているのです。

AIとOCRを組み合わせれば手書きの書類が正確にデータ化できる!

従来のOCRは紙に書かれている文字を認識してデータ化する機能ですが、文字認識の精度の低さが欠点して挙げられています。手書きの書類は文字の書体や書く人の癖がでるので、OCR機能で読み取れなかったり誤って読み取ったりすることが生じてきます。

そのためOCR処理を行ったあと人による最終チェックが必要になります。
しかし、それではOCR処理をする意味がないですよね

そこで、OCR機能にAIを組み込むことで、読み取れない文字や誤認識した文字を教えてあげるとAI(人工知能)が自ら学習して同じような間違いをしないようにします。この作業を繰り返し行うことで文字認識の精度が少しずつ向上して正確にデータ化できるようになるのです。

また、AIを搭載したOCR機能は読み込む書類がバラバラでもどこに何が記載されているのか識別して自ら学習できるので、バラバラな書式でも柔軟に対応してくれます。

というように、文字を認識するOCR機能にAI(人口知能)を組み込むことで間違いを学習しながらデータ化していくので、読み取る書類の数だけ精度も上がっていくのです。

2.手書きの書類をAI+OCRでデータ化!おすすめツール2選

この項では、実際にAI+OCR機能で手書きの書類がデータ化できる最先端のツールを2つご紹介します。
すべてのサービスの紹介は難しいので、詳しく知りたい方は各社のホームページで確認をお願いいたします。

「Tegaki.ai」手書き書類をスキャンするだけで簡単にデータ化!

「Tegaki.ai」

(出典:コージェントラボ|Tegaki)

手書き書類をスキャンして読み取るだけでデータ化して保存できる手書きOCRサービスになります。
書式がバラバラな申込書類やアンケートはもちろん、医療機関の問診票まで読み取ってデータ化できる優れものツールです。

平仮名、片仮名、漢字、数字、アルファベット、記号など様々な手書き文字の認識が可能。さらに、ニーズに合わせて多言語や業界用語にも拡張対応できるのも驚きです。

利用することで、これまで手入力していた帳票もスキャンするだけの作業になるので、業務効率化とともに人件費の削減にも繋がっていきます。

ご利用にあたってはまずはお問い合わせが必要になるので、興味がある方は一度ホームページから問い合せてみましょう。

「LAQOOT」手書き文字でも理論上100%のデータ化精度を実現!

LAQOOT(ラクート)

(出典:LAQOOT(ラクート))

申込書や注文書、アンケート用紙など紙の帳票のデータ化に特化した「AI OCR」サービスです。

AI(人工知能)による文字認識とデータ化処理に特化したプロセスを採用することで、活字だけでなく手書き文字でも理論上100%のデータ化精度を実現しているとのこと。AI学習(データ化)を通して識字精度は自動的に向上します。

基本はクラウド型サービスなので申し込みを行えばすぐに利用が可能になり、LAQOOTにデータ化したい帳票をアップロードすれば24時間365日自動でデータ化されます。

ラクートもまずはお問い合わせが必要になるので、資料請求など行いたい方はホームページから問い合せてみましょう。

3.まとめ

何かと注目されている「AI(人口知能)」ですが、OCR機能(光学文字認識)と組み合わせることで手書きの書類のデータ化が可能になります。

書式がバラバラな申込書やアンケート用紙などの帳票でも、AIが学習しながら正確にデータ化してくれます。今まで手書きの帳票を人の手で入力していたのが、AI搭載のOCR機能を使えばスキャンするだけで簡単にデータ化できます。

結果、業務効率化や人件費などの経費の削減に繋がっていくのです。
今回はサービスを提供している2つのツールをご紹介しましたが、帳票入力でお困りの会社の担当者の方は導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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